照準を定める

 

中学生向け硬式野球練習会 M-Club.の参加者には、小学生の時は野球ではなく

卓球で頑張っていた方がいます。それもかなり上のレベルで活躍された実績も

あり、ネットで検索すると当時の輝かしい成績も見れるようです。これは凄い!

先日、M-Club.の懇親会を行いましたが、席上、この卓球少年の父上様から、彼の

当時の練習プログラムを見せていただきました。後日改めて、当時の計画表一式を

メールしていただいたのですが、これがまた凄い!

綿密な計画のもとで、スケジュールから、練習メニュー、そしてプログラムが

明確化されたものでした。最後のページには、対戦相手となる選手の攻略方法も

載ってたりと、用意周到というか準備万端というか、こういった考え方には

おっちゃんは120%共感します。

確かにこのプログラムをやりきったところで、結果(勝敗)によって評価される

わけですし、このプロセス(過程)自体の評価を話したところで、理解できない

方にはいくら説明しても無理かもしれません。そういう輩のほうが多いのも

事実ですし…。

一番大事なのは、明確なビジョンのもと、目指すところの試合に向けてきっちり

準備していくことです。場当たり的な取り組みではなく、計画があって、検証

して、そしてそれを選手本人にも理解してもらうことだと思います。

試合の日から逆算し、この日までにこの技術の習得、この日までにはこれ、という

スケジュールを組むこと。当然、計画通りいかないケースを想定することも

忘れずにという事です。それ以上の想定外はケガですね。でもこれにしても休養、

リハビリの計画を作って、目標を見据えて取り組んでいけば大丈夫なはずです。

しかしこの計画表。ほんとに、凄いとしか言いようがありません。

 

さて、みなさんは何を目標にしますか?どの大会に照準を合わせますか?

何に対して計画を立てますか?これは指導者側のお仕事になりますね。

ごくごく当たり前に考えれば、最大の目標は、やはり全国大会と思います。

全国大会で勝つとか負けるとかは別として、やはり目標をそこに定めての

練習計画だと思います。

野球に関していえば、小学生は、マクドナルド杯の神宮。中学生は全軟(少年)で

横浜スタジアムです。高校生は当然甲子園。大学生は神宮。社会人は都市対抗の

東京ドームがそれぞれの最高の舞台だと思います。

中学生の全中大会もわかりますが、時期的なことを考えれば、全軟大会に照準を

合わせるほうが、スケジュールは組みやすいと思われます。それと中体連の大会

ですから、教育的規制というか制限がありすぎて、個人的な感覚から見れば、この

舞台ではないような気がします。あくまでも個人の意見です。

酒田地区の予選は小中ともに5月連休です。ここに全てを合わせておいたほうが、

例えば、中学校の地区総体までの期間も調整はしやすいはずです。

中学生なら5月の地区予選、新人チームであれば8月の新田杯。どちらも全軟の全国

大会につながるものです。おっちゃんなら、ここに照準を合わせます。

ということは、雪国のチームでも従来よりも一か月始動を早める必要がでて

きます。

教科書にあるような、オフシーズン、プレシーズンは一か月早く考えたほうが

いいと思います。

みなさんは、照準をどこに定めますか?

次回につづく

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

この記事へのコメントはこちら

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

内容に問題なければ、下記の「コメント送信」ボタンを押してください。