善と悪!
先日、関係者が一堂に会して、「部活動の在り方」なるものを再認識する集会が
あったそうです。毎年、6月と9月に行われてた定例のやつですね。
すべて聞いた話ですが、極端に言えば、部活動は善で、クラブ活動は悪のように
評価されてたと。
レベルアップを目指して夜も頑張ってる中学生とその親御さんにとって、学校側の
理解が無いというのは残念ですね。しかもこのきらり川南に関しては、何もやって
ないクラブと言われたようで、非常にがっかりきてました。
表敬訪問したり、定期的にクラブの広報を届けてるわけですから、プレ事業として
行ってる種目があるのはわかってるはず。なのに、こういった場では切り捨てる
ような言い方。
残念ですね…。
県の教育委員会からのお達しで、土日の練習時間も4時間までとか、どちらか
一日は休みにするとか、色々と指摘があるのは前から知っています。
今回は、「平日に部活動がある場合は夜間練習をしない。夜間練習をするなら
部活動をしないとか…」が話の中心だという感じで聞こえてきてました。
夜間練習は部活動ではなく、クラブ活動であったり個人での練習のはず。
当然、学校の管理下からは外れるはずなのに、なぜそこまで言われないと
いけないのか?
問題の趣旨がわからないので勝手なことを言いますが、練習に参加する子供達は
あくまでも任意参加であり、強制で行ってることなど一つもないはずです。
学校の先生にしても夜間練習に関しては部活動ではないはずですから、その場に
いないといけないという事もないはず。
クラブ活動がなんたるものかも理解しようとしない父兄や、子供から聞いた話を
真に受けた親がそのまま学校に苦情の電話を入れる。どうせそこらへんが発端
だろうと思ってます。一人の話を、さもたくさんの人が言ってたかのように
説明する、いつもの学校側のパターンでしょ。おっちゃんが保護者会長の
時にもありましたからね。
部活動は善で、クラブは悪か?
部活動をそんなに正当化したいのですかね。
そういう次元で物事を考えるのではなく、子供の成長のために、これからは、
益々地域や地域にあるクラブと連携するというのはないもんですかね。
話変わりますが、グラウンドで練習してる部は、陸上、サッカー、野球、
ソフトボールの四つです。この四つがいっしょに練習してるわけですが、本来
こんな危険な環境での部活動はないでしょう。
おっちゃんが保護者会長のときも、外野にボールが飛んで、走ってた陸上部の
生徒に当たりました。それを見た当時の陸上部の男子顧問が異常と思われる
ほどキレまくったのを覚えてます。
キレる前に子供達の安全面を考えたのか?考えていたのか?ですよ。
自分の受け持つ部活の生徒に当たったから、被害者みたいな意識で怒るという
のはあり得ないでしょう。
当時の野球部の顧問にも、「安全面を考慮して、月曜日に一斉休養ではなく、
月曜日もグランドで練習できるようにして、交替で休みを設けてはいかがですか。
例えば、○曜日は○○部が休みとかにすれば、四つの部が三つになりますから、
今よりは危険回避はできますよ。
ただ根本的な解決にはなりませんから、周辺の施設を使えるようにするとかの
働きかけをしてもらえませんか。当然そこまでの移動の時間もありますから、
終了を6時ではなく、それ以降に緩和するとか、やわらかい対応とかできないもの
ですか」と要望を出しましたが、俺には関係ないというような顔でしたね。
部活動の在り方もわかりますが、実際の活動の中での問題点がないかどうかを
検証するほうが先のような気がします。
話戻ります。
部活動だけでは不足だから更なるレベルアップも含めてクラブでの練習をする。
大いに結構じゃないですか。クラブ練習で疲れて勉強ができないというのは
別の問題ですよ。学校側は、練習のせいで疲れて勉強できないとか言いますが、
それは本人の意識の問題であって、勉強云々には関係ありません。
一人でもそういう生徒が出ると、また全部がそうなんだと言うわけでしょ。
話をあっちこっちに行かせてしまいましたが、部活動とクラブ活動はうまく連携
すればいいだけですよ。外部コーチもたくさん増やして、部員数が多いところ
でも、ちゃんと指導が行き渡る体制をつくればいいと思います。
20人の部員がいれば、20人の指導者なり、スタッフがいてもいいくらいですよ。
指導者が多いと学校側で保険代が払えないから減らしてくれないかと頼まれた部も
あったそうですが、これも残念な話です。
学校単位で大変なら、隣の町のように教育委員会で一元管理するとかも有り
でしょう。指導謝金に関してもね。
その代り、その指導者は、最低限、日体協のスポーツリーダーの資格をとらせ、
決められた講習にも参加させるというような条件もつけたほうがいいですね。
今日日、競技の経験があるだけでは教える事はできません。OBが手伝いにくる
レベルが指導の平均レベルでしょ。それはお手伝いですよ。
顧問含め、ちゃんと知識を持った指導者を立てるべきです。そして各部、
各クラブの情報交換の場を作り、学校とクラブが全体で認識を共有し、子供の
ためだったり、地域貢献のためだったりという事を連携しあうようにすればいいと
思います。今のように学校側が一方的に言うのではなく、お互いが意見交換する
場を設けるべきです。
これも聞こえてきた話ですが、「生徒には平等に教える」と言ってる顧問や
外部コーチがいるそうですが、それは違うと思います。平等に接するなら
わかります。
それは自分かわいいで、人からどう見られるかを優先してる指導者です。
このまま平等な指導を続けていくほうが、必ず部内で不満がでてきますよ。
そして、頑張ってる子、頑張りたい子が間違いなくバカを見ますよ。
単純にその子のレベルにあった指導をすればいいだけですよ。ちゃんと向き
合う事が一番大事なことだと思います。
子供達の人格形成に関しては、中高と進むにつれ、指導者であったり、周りに
いる大人の影響が多く関係してきます。今までは自分の親が一番近かったわけ
ですが、子供はどんどん離れていきます。大人になるという事ですね。
日本にしかない部活動。世界は欧州に代表されるように「クラブ」が普通です。
部活動もクラブ活動も善と善です。誰のための活動なのか、おっちゃんも含めて
本質を間違わないようにしないといけませんね。
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