高校野球は教えない!
高校野球は春季予選の真っ最中です。
庄内地区は歴史ある平田杯王者をかけての戦いにもなってるはずなのですが、
最近は夏の選手権のために、あえてエース級は試合に出さず、手の内を見せない
的な学校が増えました。まあ相手にもよるのでしょうけど…。
私立の部員数が多いところがそうですかね。夏の大会でベンチに入れそうにない
三年生を出場させるケースも良く見ますね。
公立でもまあまあ強いと言われるところで、それを真似てるように見える学校も
ありますね。
大会、公式戦というのは、結局は甲子園に出場!甲子園で勝利!それにつながる
予選だけしか価値がないということなんでしょうか?
確かに監督の立場からすれば、練習試合のいわゆるB戦、C戦にしか出ない生徒を、
こういった「大会」であっても、直接甲子園に関係ないものには出してあげたいと
いうのはわかりますが、果たしてそれは子供たちに対して最善と言えるので
しょうか?
日本は、ティーチングではなくコーチングだとか、教えすぎもよくない、なんて
言われますが、果たして生徒たちに、一年生の時からちゃんと指導したものなん
ですかね。ちゃんと教えてれば、こうはならないようにも思えるのですが…。
話変わりますが、昨年息子さんが高校に進学し、野球部に入ったと教えてくれた
父兄から言われたことがあります。
「高校野球って何も教えないんですね」と。
部員数に対しての指導者が少なすぎますね。OBコーチもいませんしね。
もっともっとOBや父兄が自由に出入りできる環境にすればいいと思います。
毎週日曜日、OBが何人かはグラウンドでノックしてるみたいな環境を作って
ほしいものです。
指導する側の体制もちゃんとしたものにしないといけないですし、指導者自身の
人間性も関係してきます。部員100人に指導者数名というのはありえません。
他の学校に行ってたら普通に主力で試合に出てるんだろうなという選手がいっぱい
いますよ。
高校は学校対抗戦ですから、こうなってしまうのはしょうがない事なんで
しょうけど…。
東京都知事は「都民ファースト」、日体協のスポ少は「子供ファースト」だったか
忘れましたが、高校野球も「生徒ファースト」を第一に掲げたものにして
ほしいものです。
全てが指導でもないし、すべてが競走でもないと思います。
一番は子供たちに自信をつけてもらうこと、ですかね。
そのために何をするかということですね。
指導者は生徒と、もっといっぱい話す事ですよ。直接話して生徒を応援してあげる
ことも必要だと思います。
いい記事がありましたので添付します。
Number webのこのアドレスです
http://number.bunshun.jp/articles/-/827921
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