太陽と月!

 

おっちゃん、先週からNHKで始まった「みかづき」という番組を見てました。番組の予告編も結構な頻度で放送してましたから、見た方もいらっしゃるかと思いますが、戦後から平成にかけての「塾」を題材にして家族の成長等々を描いたドラマのようです。その中で「学校が太陽なら、塾は月ってとこかな」と言うシーンがありました。そのセリフを「部活動が太陽なら、クラブは月ってとこかな」と勝手に置き換えて考えてました。勝手ながら、つぼをついてるような気がします。

第一話では、教員免許を持った女性が、お金持ちの家のお子さんを教えるパターンと、教員資格のない校務員(用務員)が、成績の悪い生徒を教えるパターンがあって、できのよくない子供たちは、校務員の指導でみるみるうちに成績が良くなり、テストも100点満点を取る子もでてくるという展開でした。最初は勉強がわからなくて、20点しかとれないような子供たちが、わかるようになると喜びを感じ、とても楽しそうに勉強するのでした。この教員免許を持った女性と、校務員がいっしょになって「塾」を立ち上げ…という、ドラマそのものは、これからの展開が非常に楽しみな感じです。

さて「部活動が太陽なら、クラブは月~」のお話です。教員が忙しすぎるので、今後は部活動も地域で見ていく等々の方針というか提案がされてるようですが、果たしてどうでしょう。例えば放課後の時間帯で部活動を見てくれる方となれば、職業も限られてきますし、指導者も限定される気がします。先生の負担は軽くなっても、結局は偏った指導になっていく可能性もあるわけです。「太陽の部活動」は、個別の対応は限界がありますから、おのずと試合に向けて上手な生徒を中心にした指導となり、結局は学校の授業と同じように、全員に対して同じことを言う的な指導になるのではないでしょうか。では「月のクラブ」は個別に指導できるのか?一人一人を拾えるのか?となるわけです。当然、これも限界がありますね。指導スタッフもたくさん必要ですし、その中で指導スタッフのまとまりも必要になってきます。練習する時間や会場も影響しますし、親御さんの送迎であったり、よほどの理解が得られないと難しそうな気がします。

今、問題になってるのは部活動かもしれませんが、一番は「子供ファースト」にするためにどうするか!ですから、「太陽の部活動」は、学校管理下・教育の一環とかの看板を外して、もっと柔軟に考えてはどうでしょう。おっちゃんは、部活動改革を行っても、すぐに問題がでてくるような気がします。高校においても時間の規制が入るようですが、特にスポーツにおいては間違いなく私立高と公立校の差がもっと広がるでしょう。中学においても先に書いたような問題はなくならないでしょうね。今の学校対抗戦をゆるくして、好きなもの通しが集まってチームを作り大会に参加できる機会というのを増やしてもいいような気がします。当然、これは「月」になっちゃいますね。でも本来は一番楽しい、本当の意味での「太陽」になるはずです。

話し変わりますが、おっちゃんが中学野球部のコーチをさせてもらってたとき、平日のグラウンドには、陸上、野球、サッカー、ソフトボールの四つの部がいっしょに練習してました。当時の顧問に「月曜日を一斉に休みにするより、各部で休む曜日を決めれば、四つの部が三つになって、少しではあるけど安全面でも今よりよくなりますが!」という提案をしましたが、無駄な提案のようでした。結局は、なんとか委員会というのがあるから勝手にできないということなんですかね。そういったことも含めて、もっと柔軟に対応していくことを考えてほしいものだと思いますが、まだまだ壁は厚そうな感じです。

明日から二月です。この前ハッピーニューイヤー!と思ったら、もう節分、立春です。ここ最近の暖かさを考えると、春はもうすぐですかね。

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