光る原石!
先週でしたか、山形新聞にドリームキッズの修了式の記事が載っていました。
たしかスポーツタレント発掘という目的で始まった取り組みでしたね。
HPで事業の趣旨のところを見ると、
オリンピックや国際大会などトップレベルの大会で活躍する選手を輩出するためには、ジュニア期からの育成を図ることが必要である。そのため、ゴールデンエイジ(11歳以下)と呼ばれる年代の子どもたち一人ひとりの意欲を喚起し、適性の考慮や発育・発達段階を踏まえた最高の育成プログラムを実施するとともに、社会適応能力、人間性、国際性などを備え持つスポーツ選手を育成しオリンピックやユースオリンピックをはじめとする国際大会や全国トップレベルの大会で活躍できる高い競技力を有するジュニア選手を育成する…。
とありました。いい取組みなんでしょうね。でもなんかスッキリしないおっちゃん
なんでした。
まず、誰でも入れるものではないということが一つ。身近にも通ってる生徒が
いますが、何か選考基準があるのか、ごくごく限定された人しか参加できないと
いうことですよね。Q&Aをみても入会方法が無かったので想像で言っては
いますが…。
日本は原石を見つけるのが下手な国だと、何かの講習で聞いたことがあります。
特に学年で判断する機会が多くなるわけですから、そうなると圧倒的に早生まれの
人は不利になります。
高校駅伝やサッカー、春高バレーなどは三年生が冬まで競技できる環境ですが、
野球は夏だし、それこそインターハイ予選で終わってしまえば6月くらいで「はい
終了!」ですからね。
U-12とかU-18とかありますが、ここらへんも学年判断と聞いたことがあります。
例えば、高校野球が毎年正月休みに東京ドームで行われるとしましょう。
10月くらいに県予選とか組まれるようになったら、早生まれの子もかなりレベル
アップできて、当然のことながら活躍する機会が増える事間違い無しだと
思います。
まあ、日本が4月スタートである以上は、こういうことは今後も課題として残るの
でしょうけど、同学年での4月生まれと3月生まれの、この一年の差というのは
かなり大きいものです。運動能力だけでなく学力にも当てはまります。
話変わりますが、今回で8年目になった高学年向けの野球練習会でも、全く同じ事が
言えます。圧倒的な体格差です。横綱の稀勢の里の中学時代の体格には
及びませんが、小太り系の大きい子はやはり力がありますよ。
6年生の中では中ぐらいのレベルでも、もしこの子が5年生だったら、間違いなく
「上手!今年は楽しみだの!」と言えるような動きの子がたくさんいます。
こんなことを書いても仕組みが変わるわけではないですが、我々指導者はこう
いった事も配慮してあげないといけないんでしょうね。
デーブ大久保のように、その人の生い立ちや家庭環境まで情報を集めてというのは
無理ですが、できる範囲で配慮する必要があります。
早生まれの子もちゃんと評価しろ!的な内容になってしまいました(謝)
そうそう、6年生ではありますが、野球を初めてまだ一年という生徒がいます。
動きももう少しなんですが、スイングだけは凄い子がいます。彼が「光る原石」か
どうかはわかりませんが、久々に小学生で「いい振り」をする子に会いました。
いっしょに練習できるのも、あと2、3回しかないと思いますが、もうちょっと
磨いてもうちょい輝かせないといけませんね。
光ってくれるかなあ(^^)
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