トラックマン!

 

つくづく便利な時代である。自分のフォームは動画で確認でき、スロー再生も、当然静止画像での確認もできる。データ解析、またスポーツ医科学やバイオメカニクスの発達含め、今までは指導者の感覚に任せてきた練習も、具体的に何をどうすればいいのか明確に出せる時代になりました。指導者も選手本人も認識を共有できることが一番のメリットではありますが、テクニックも教えず、そういうものなんだと、根性論、精神論と威圧がメインで自分の地位を確保してきた指導者には申し訳ないが、「学ぶ」という意欲のない方には引き際を考える時代にもなったようにも思います。

さて、今日のおっちゃんは「トラックマン」のお話です。米国の軍事用追尾システム、高性能弾道測定器と言われるもので、最近はプロ野球のテレビ中継にも出てきてますね。同じスポーツでもゴルフはもっと前から使っていて、同様にテレビ中継であったり、クラブやボールの開発からフィッティングに至るまで、かなり進んだ使い方をしています。

特にボールゲームの分析にはかなりのメリットがあるようですね。野球のピッチャーでいったら「ボールのキレ」でしょうか。上原投手があの歳でストレートで三振がとれるのも、ボールの回転数の多さからだろうし、WBCで活躍した若手投手もそういうボールを持っているからなんでしょう。この「トラックマン」に関しては、先週の週刊誌でも特集されてましたが、ゴルフクラブ同様に、ホームラン時のスイング角度もわかるらしい。ボールの中心の少し下を打って、バックスピンをかけて…というのは知ってるが、より詳細に数字が出るわけですから、これを利用しない手はないでしょう。ゴルフ、野球に限らず他のボールゲームにはかなり使えるような気がします。

どうやって打つか、どう守るか。その為にどう身体を動かすか。どこをどう鍛えていけばよいのか。9秒台を出した桐生選手のストライドもそうだし、北島康介選手の水をかく回数、キックの回数もそうだし、すべてが研究され論理的な裏付けがあっての、あの素晴らしい結果です。

話は戻りますが、「トラックマン」は、それこそ北朝鮮の攻撃を防ぐための、迎撃ミサイル「パットリオット」の開発技術を取り入れて作ったものです。

迎撃しなくてもいい平和な世の中を願うばかりです。

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