恩返し!

 

今年もいよいよ最終日となりました。みなさん新年を迎える準備でパタパタしていますかな。平成30年は冬のオリンピックからスタートといったところでしょうか。

さて、2018年平昌オリンピックに出場が決まった選手が、よくインタビューで「〇〇に感謝し、恩返しをしたいと思います」や「恩返しができれば…」のコメントが増えました。特に若い方が言ってるのが気になります。優等生すぎるコメントで何のおもしろみもなく、また、真実味もないように聞こえるのはおっちゃんだけでしょうか…。

「感謝」…「恩返し」…

感謝はわかるけど、恩返しはなかなか口には出さない言葉。「恩返し」は字のごとく、「受けたご恩を返す」の意ですが、指導者は選手から恩を返してもらいたいがためにやってるわけではないですからね。まずは、やってて「楽しい、おもしろい、好きだ…」が基本ですよ。この部分を感じてくれることが最優先です。「恩返しをしたい」というのは、メダルを取って、それまでにお世話になった方に喜んでもらいたいという意味でもあるのでしょうけど、まずは夢の舞台で楽しんでやれるかだと思います。

一部、国民の税金を使っての参加になるわけですから、炎上しないように、インタビューでも下手なことが言えないということなんでしょうけど、スポーツする際、すべて自分のお金だけでやられてる方はまずいないと思います。ほんの少しであっても、何かしらは他人様から支援されたお金が入ってるはずです。ですから、お金のことも気にせず、代表して楽しんでくるという程度がちょうどいいような気がします。「負けたら日本に帰れない。どうしよう…」と選手に思われるとということは、日本という国が、勝ち負け優先の指導であり、文化であるということなんでしょう。「体育」から「スポーツ」へなんてのも言ってるようですが、原点は「遊び」です。体育は身体教育の略ですからね。

オリンピックは勝っても負けても「楽しかったです!」のコメントが必ずあって、国民からも「見てて楽しかった!」というコメントがあればいいですね。子供たちが抵抗なくスポーツに取り組めるような環境や、文化がほしいところです。

さて、今年も最終日となりました。きらり川南スポーツクラブも設立二年目を迎えるわけですから、「楽しい」をさらにレベルアップできるようなネタを考えなくてはいけません。

改めて今年一年間ご協力いただいたみなさまに感謝いたします。ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください🎍

 

朝、希望をもって目覚め

昼、懸命に働き

夜、感謝とともに眠る

 

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