やった通りにしかならない…!

   2018/05/01

ゴールデンウィークに入ったとたんに、色々な大会も始まった感じです。練習試合はしてるものの、やはり大会となると違いますね。まして初戦は緊張するものです。これは選手だけではなく監督をはじめとするスタッフも同じでしょう。それと冬期間の練習結果が出にくいというか、実際に効果があったのか検証しにくいのもこの時期の大会です。欠点の矯正であったり、パワーアップであったり…。指導者であれば、冬期練習に入る前に明確かつ綿密な計画を立てるはずです。全体での取り組みでのレベルアップや個々の体力、技術レベルの向上を目指すのが一般パターンです。

しかしながら、そういった緻密な作業をしたにもかかわらず、いざシーズンが始まると、ほんとうにそれでよかったのか、と、反省が多くなるのもこの時期の傾向です。ちゃんとやり切ったのか?体力はついたのか?等々たくさんあるかと思います。それがはっきりと見えない時期なんでしょうね。指導者を迷わす原因の一つですね。

 

話変わりますが、先日、スポ少の入団式でお話をする機会がありまして「なぜ練習するのか?」ということについて少し喋りました。子供たちに何人か聞いたら「上手くなるため」という返答が全部でした。人によっては「勝つため」という答えがあってもいいですね。おっちゃんが言ったのは「いい習慣を身につけるため」という回答をしました。漢字ドリルではないですが、同じ字を何回も何回も書いて覚える。プレーに関係する技術的な部分もそうですが、挨拶がちゃんとできるように毎回同じ挨拶や返事をする。これも「いい習慣を身につける」になりますねと。

それともう一つ。一つの動作を覚えるためには何回反復練習したらいいと思いますか?というのもお話しました。500回の反復練習ですね。仮に今日500回練習して、体が覚えた、となっても、飯食って寝たら、また忘れますからね。だからまた次の日も、次の日も同じ練習を繰り返し練習するんですよ、と。

小学生に500回の反復練習と言っても、まだ体力がないですから難しいところなんでしょうけど、でも試しに500回やってみてくださいよ。間違いなく変わりますよ。それまで一番意識して練習してた事が、いつの間にか無意識にできるようになっていきますよ、と。

そこで初めて「覚えた!」と言えるわけです。

世の中は思ったとおりになりません。やった通りにしかなりませんぞ!

100回なら100回分のやった通りに!500回なら500回分のやった通りに!

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