おらが町の…!
最低でも毎月一回は更新をと思いながら、おっちゃん二か月も空けてしまいました。しかし、この夏の暑さもそうですが、雨の被害は尋常ではなかったですね。同じ地域が二度も豪雨被害にあうとは…。これから秋に向けて、被害もなく過ごしやすい日が続くことを祈るばかりです。さて、今回は金足農業高校です。夏の甲子園での活躍は凄かったですね。優勝した大阪桐蔭以上の応援でした。決勝戦は、大阪桐蔭が地元でありながら完全アウェイのような雰囲気にも見えました。この度は、なぜ金足農高が注目されたのかを考えました。
快進撃。僅差の試合。公立高校。農業高校。エースの吉田選手のピッチング。選手がみな秋田県出身(地元出身)。学業を両立させている。東北人。秋田の県民性等々、たくさんの要因があるのでしょうが、おっちゃんの個人的な考えは、やはり公立の農業高校、選手がみな地元出身だということだと思います。野球留学が当たり前の時代です。原点ではないですが、同じ土地に生まれた子供たちの頑張りが、今回の大フィーバーにつながったと思います。そこに輪をかけた秋田県の風土、県民性なのではないでしょうか。
確かにおっちゃんの時代も「私学○強」とか言われて、いつも上位に来る学校はありましたが、それでも地元出身の選手がほとんどでした。今でこそスポーツ越境は当たり前の時代ですが、まさかここまでなるとは思ってもいなかったですね。東北の高校のレベルも上がったとはいえ、中身は関東、関西で硬式野球をやってた生徒が主なわけですから、果たして、地元選手だけの場合、特に中学で軟式やってたわけですから、高校から硬式となると、かなりハードルは高いような気がします。今年は第100回の記念大会でしたから、参加校が多い都道府県は代表校枠が増えましたが、それでも東北の50校前後しかないところと比べれば、かなりの激戦区です。試合数も全然違いますしね。そういうとこほどシード校の意味があって、山形や秋田のような参加校が少ない地域はあまり意味がありません。
こんなことを書くと、私学の越境組を批判してるように聞こえますが、そういう次元ではなく、単に、やっぱり「おらが町のチームはいいもんだなあ」というのを言いたいだけです。出身中学校が地元で埋められ、テレビに映った選手は、いつもすれ違うときに挨拶を交わす子だったり、会社の同僚の子供さんだったりと、何かしらつながりがあるなかで(勝手につなげてる感じもするが…)応援できるというのはいいものですよ。秋田県の人たちが言ってましたね。夢と希望と感動を与えてくれたと。そのとおりですね。おっちゃんも今年の夏は素晴らしいものを見せていただきました。
公立か私立かなんて議論は置いておいて、でも、数年前の佐賀北高や松山商高のような公立校が活躍してくれると嬉しいですね。少子化で単独で参加できない学校もあるなかで、おらが町のチームの応援ができるというのは夢のまた夢かもしれませんが、夢は見ているうちが幸せと言いますからね。叶うまで、当分幸せは続きそうです。
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